網入りガラスは防犯によいと勘違いしている人が多いです。
元々、網入りガラスは防犯用ではなく防火用ガラスです。
ガラスは熱に弱く、火災時の飛散を防ぐ目的で作られたのが網入りガラスです。
網入りガラスの割れた部分を捻ると簡単にワイヤーごと千切れます。ガラス詳しい人はわかります。
普通にガラスカッターで切断できます。防犯にはまったく効果ありません。
網入りは泥棒にとって好都合なガラスです。
ガラスが飛び散ることがないしワイヤーだけを切れば簡単に侵入できます。
私の家にも一階玄関脇のガラスは網入りになっています。
小窓も網入りで何十年も前から使っています。
防犯に適したガラスとはどんなのかみていきましょう。
防犯ガラスとは
防犯ガラスは通常、複層ガラスの間に特殊なフィルムを挟んで作られています。そのため、どうしても金額が高くなってしまいます。
しかし、防犯ガラスの種類はかなり豊富で、ある程度の防犯性能のものなら安く抑えることも可能です。
ガラスの表面にフィルムを貼っただけでもかなり効果があります。
気になる値段は防犯ガラス>強化ガラス>網入りガラスの順で安くなります。
わざわざ高いお金を出して替えたくないなら自分でフィルムを買って貼ってみてはいかがでしょう。
他にも防犯対策としては
ガラス交換以外にも防犯対策ができます。
シャッターを取り付ける
面格子を取り付ける
補助錠を取り付ける
シャッターや面格子を取り付ける方法は工事を依頼しなければならないので割愛します。
簡単にできる方法は自分でホームセンターで補助錠を買ってくるのが一番簡単だと思います。
メインのカギと別の錠を開けないと侵入できないので手間と時間がかかり空き巣が途中で諦め断念する可能性があります。
まとめ
犯罪は年中起こっています。
自分の所だけは大丈夫と思わずにもう一度自宅の周りを確認して犯罪に使われる置物や段ボールが放置されていないか点検してほしいです。
それを踏み台にしたり、窓を割ったりと原因になる物は家の中に入れるとか隠しておきましょう。
古新聞や段ボールの放置は放火を招くので片付けましょう。
網入りは何のためにあるのか?
この網は防火設備の一種で、建築基準法の規定により、
防火地域や準防火地域では、この網入りガラスを使わなければなりません。
理由は、ガラスに網が入っていることで、熱でガラスが割れてもガラスが
飛び散らず、延焼を防ぐ効果があるからです。
いつの間にか間違って防犯にいいと伝わってしまったのかも知れません。
今日からは正しく使っていきたいと思います。
コメント