引っ越しの準備って本当に大変ですよね。
荷物の整理や梱包に追われていると、つい後回しにしがちなのが「家電の準備」。特に洗濯機は重くて大きい上に、水回りの家電なので扱い方にも注意が必要です。
その中でも見落とされやすいのが「水抜き」。
「洗濯機って、ただ電源を抜いてホースを外せばいいんでしょ?」と思っていませんか?実は水抜きをしないまま引っ越すと、思わぬトラブルの原因になるんです。
この記事では、洗濯機を引っ越しする時に水抜きをしないとどうなるのか、そして正しい水抜きのやり方について詳しく解説していきます。
洗濯機の「水抜き」って何?
まずは基本から。
洗濯機の水抜きとは、洗濯機内部やホースに残っている水をすべて取り除く作業のことを指します。
洗濯機は使っていない時でも、以下のような部分に水が残っているんです。
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給水ホース(蛇口から洗濯機へ水を送るホース)
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排水ホース(洗濯機から排水口へ水を流すホース)
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洗濯槽やポンプ内
見た目では乾いていそうに見えても、内部には意外と水が溜まっています。
水抜きをしないと起こるトラブル
「少しくらい水が残っていても大丈夫じゃない?」と思いがちですが、引っ越しの際に水抜きをしないとさまざまなトラブルが発生します。
1. 運搬中に水漏れする
洗濯機を傾けたり揺らしたりすると、内部やホースに残った水が外に漏れてしまいます。
段ボールや衣類が濡れるだけでなく、トラックの床を濡らしてしまうと業者さんから追加料金を請求される可能性も…。
2. カビや悪臭の原因になる
水が残ったまま長時間放置すると、湿気を好むカビが繁殖しやすくなります。
次に洗濯機を使った時に「カビ臭い!」なんてことにも。せっかくの新居での生活が台無しですよね。
3. 故障のリスクが高まる
水が残ったままの状態で運搬すると、洗濯機内部の電子部品やモーターに水が入り込み、故障の原因になることもあります。
修理代は数万円かかるケースもあるので、引っ越し前にきちんと水抜きをしておいた方が安心です。
4. 引っ越し業者に断られることもある
実は多くの引っ越し業者さんは「洗濯機は水抜き済みであること」を条件にしています。
もし水抜きされていなければ「当日は運べません」と言われることも…。引っ越しスケジュールが狂ってしまうのは避けたいですよね。
正しい水抜きの方法
それでは実際に、どうやって水抜きをすれば良いのかを手順ごとに紹介します。
家庭で簡単にできるので、引っ越しの前日か当日の朝に実施しておきましょう。
1. 蛇口を閉める
まずは給水ホースをつないでいる蛇口をしっかり閉めます。ここを閉め忘れると水漏れの原因になるので要注意です。
2. 電源を入れて「脱水運転」をする
電源を入れ、洗濯物を入れない状態で「脱水運転」を行います。
この時に残っている水が排水されるので、内部の水をほぼ出し切ることができます。
3. 給水ホースの水を抜く
蛇口から給水ホースを外すとき、水が少し出てくるのでタオルやバケツを用意しておきましょう。
4. 排水ホースの水を抜く
排水口からホースを外し、中に残っている水をしっかり出します。こちらも結構水が残っているので注意。
5. 洗濯機本体を軽く傾ける
最後に洗濯機を少しだけ前後左右に傾けると、内部に残った水が出てきます。
ここまでやればほぼ完全に水抜き完了です。
水抜きはどのくらい前にやればいい?
おすすめは引っ越し前日の夜か当日の朝です。
あまり早く水抜きをしてしまうと、引っ越し直前に「洗濯物を回したい!」と思った時に困ります。
また、夏場などは湿気が残りやすいので、できるだけ直前に行う方が清潔な状態を保てます。
まとめ:水抜きは必須!トラブル防止の第一歩
洗濯機の引っ越しで水抜きをしないとどうなるか、イメージできたでしょうか?
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運搬中に水漏れする
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カビや悪臭の原因になる
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故障リスクが高まる
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引っ越し業者に断られることもある
こんなトラブルを避けるためにも、水抜きは必ず行いましょう。
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